【韓国映画】아이캔스피크 / i Can Speak
毎日通勤のバスの中で宣伝されていた映画 아이캔스피크(i Can Speak)を観てきました。バスの中で英語のセリフ(How are you? Fine thank you,and you? )がとっても印象的で気になっていたのはもちろん、映画に出演しているイジェフン(이제훈)の演技が好き?というか、話し方が好き?目線が好き?(笑)なので観てみたいと思ってたんです!
たまたま職場で映画の話になった時に先輩が아이캔스피크今日公開だと教えてくださり、さっそく次の日に観にいってきました!!やっぱりイジェフンの演技よかった
いつも映画を観るときは、あらすじを読んでから観に行くんですが今回は韓国語の予告を動画でみたとき予告の感じで理解できる気がする!と思い、あらすじは読まずに映画館に行きました。
が、始まってすぐにやや後悔(笑)何を言っているのかわからない!映画の始めの方って主人公の性格や背景など基礎的な情報を得るために大切だと思うんですが、、、。もちろん映像があるのでなんとなく理解は出来るんですが、話しているスピードも早いしテンポも良いし情報量も多いしで、おっと?登場人物の把握があんまりできないぞー?っと思っている間に物語はどんどん進んでいきました(笑)
以下は、あらすじを含めて書いていくので読みたい方だけどうぞ。
そもそもこれは、これは8000件の苦情を言いに来るモンスター市民?的な感じで役員に嫌われているナム二演じるオクブンというおばあさんと、イジェフン演じる9級公務員ミンジェの話です。
映像をみていれば、めんどくさいおばさんと役員の話だというのは理解できるんですが、具体的にどんな訴えをしてきてどんな普通に煙たがられてて、どんな風にそのおばさんの苦情を処理していくのか、役所側の対処方法とかそういう細かい話は私には理解できなかったです。ま、それでも大体の物語の把握にそれほど支障は無かったですが。
はじめは難しかったのですが、途中からはすんなりと韓国語も聞き取れて理解するのに特に問題は無かったです!ただ、映像だけみていれば理解できる映画ではないのである程度の韓国語力は必要かと思います。
この話はモンスターおばちゃんが、ある理由があって英語を勉強したいのですがなかなか良い先生に巡り会えず困っていたところ、、、イジェフン演じるミンジェが英語がペラペラなことを知り、英語を教えて欲しいと頼みます。もちろんはじめは断っていたミンジェですが最終的には英語を教えることになります。
映画の予告をみるだけでも、それぐらいの内容なんだろうな〜と理解はできますし、ふんふん、と映画を観ていたんですが突然、話が全く違う方向に展開していきビックリしました!これ映画のポスターみてもらったらわかるんですけど
後ろに写っている白い建物はアメリカ合衆国議会で、よーくみると映画のタイトルの上に꼭 하고 싶은 말이 있다! と、必ず伝えたい言葉がある、と書いてあります。長い間、隠していた想いをいま i Can Speak なんです!一体、どこで?何を伝えたいの????
以下はネタバレがありますので読みたい方だけどうぞ。
この映画、私は知らずにみたんですけど위안부という文字が出てきてビックリしました。映画の予告や、前半では全く感じなかったのですが、これは慰安婦問題をモチーフにしており、米会議慰安婦謝罪決議案採択のための視聴会で慰安婦だった主人公が想いを訴える映画です。
アメリカに住んでいる弟と話がしたいために英語を習いたいと言って物語は進んでいたのですが、突然、慰安婦時代を一緒に助け合ってきた仲間の病気をキッカケに主人公が英語でアメリカで演説することになります。
これは事実を元につくられているそうですが、、、。うーん、なんと言えばいいのか、ここからは私個人的な思いになるのですが、世界歴史の中にはどの国も少なからず戦争など市民の命を奪うこと、心身的に大きな傷を与える悲しい出来事がありました。仕方ないという言葉では済まされない事はよくわかりますが、だからこそもう二度と同じ過ちを起こさないように人間は日々学びながら生きていっています。
慰安婦にせよ戦争にせよ、ありえない事実が過去にあったとして、、、それを映画で伝えることは大切なことだと思います。ただ、事実は事実ですが、映画というのはそこに製作者の気持ちや伝えたい想いがあります。この映画は、単に慰安婦という事実を伝えるだけでなくいわゆる反日、日本がありえないことをした、そしてそれを未だに謝りもしない、最低な国だ。ということを表現していると(私は)感じました。私が日本人だからそう思うのかもしれないですが、そんな表現にしなくてもいいのにな、と思ったのが正直なところです。実際に映画の中で日本人が出てきますが、おばちゃんのスピーチを聞いた後に日本人が言い放った言葉、、、。そしてそれに対して主人公が放った日本語、、、。そのシーンはなぜ作る必要があったのだろうか?完全に日本を悪にみせるためのものだとしか思えませんでした。そのシーンの最後は笑いで誤魔化されていて、あまり重いシーンではないですが。気付く人は気付くポイントだと思います!
映画の中で、、、この素敵なスートリーの中で、この一面があると、私が韓国人であったならば反日意識は強まると思いました。こういう風に普通に映画から植え付けられていってしまう慰安婦問題に対する日本への認識を考えると悲しくもなりました。残念ながらこういうタイプの映画は韓国では多いですよね。事実とフィクションとの境目が難しく、この旨の映画の本質を見極めるのは難しいと思いました。この映画もそう感じた映画の1つです↓
でも、私はこの慰安婦問題の表現の仕方もある意味では韓国を知る上で学びにつながる部分であり、韓国で生活するならば必要なことで、その他全体的にみても私個人的にはオススメしたい映画です。観る機会があるならば、ぜひ観てもらいたい!!
なぜおばちゃんが毎日こんなにたくさん役所に苦情を言いに来るのか、
なぜ英語を教えることになったのか、
主人公の2人が喧嘩した後改めて心を通わせた瞬間、
演説前の出来事、、、
感動して涙したシーンもいくつかありました。
物語の前半では、この登場人物は何?何が言いたい?とよくわからない存在だった登場人物たちが順番に問題が解決していき、物語の流れが見えてきて、最後終わるときにはとってもスッキリする映画でみていてテンポも良いし私個人的には好きな映画でした。ひとつ言うならば、主人公のおばちゃんの弟の件に対して最終的には無理やり丸く収まってて、話が雑じゃないかな?と思う面もありましたが(笑)全体的には明るく面白い映画で、慰安婦問題も重くならない雰囲気で作られていてスーッと観やすかったです。
日本語字幕でもう一度観れる機会があるならしっかり理解したい映画です。
その他の映画。
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— chihiro (@geoniland) 2017年10月1日
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